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内視鏡検査 内視鏡検査

院長インタビュー

院長インタビュー

父の影響を受け医師の道へ
そしてアメリカへの憧れから臨床留学を遂げ
海外での医療を学び、2019年に院長へ就任

医師になられたのは、お父様(理事長)の影響が大きかったのですか?

そうですね。
父がしみずクリニックを開業したのは1991年で、その前にニューヨークのマウントサイナイ医科大学へ留学しており、その時、私も現地の学校へ通っていたのですが、その時の経験から「英語に関わる仕事をしたい」と思っていました。国連で将来働きたいという漠然とした夢を持っていました。

院長自身も2017年に留学されていますよね?

カリフォルニア大学のアーバイン校へ留学し、超音波内視鏡検査(※)を中心に臨床を学びました。
現地の学校へ通っていた時から、アメリカという国に良い印象があり、いつか職を持って渡米したいと思っていました。

※…通常の超音波(エコー)検査は、体外から超音波を当てて臓器を確認するが、超音波内視鏡検査は、食道・胃・十二指腸・大腸の中に内視鏡下にエコーを入れて、他の臓器の状態を確認する特殊な方法

アメリカという国に憧れを持っていたのでしょうか?

海外ドラマを見過ぎて(笑)、アメリカでの生活に憧れていました。
元々海外志向があって、「国連で働きたい」と思ったこともありましたし、「FBIやCIAに入りたい」と真剣に思ったこともあって(笑)、実際に領事館へ電話をかけて「どうすれば入れるのか?」と聞いたこともあるくらいです…今思えばお恥ずかしい話ですが。

海外と日本、それぞれの医療を経験してどんな印象を持たれましたか?

「海外の医療の方が進んでいる」という印象を持たれがちですが、実は「教育も含め日本の医療も劣っていない」という印象を受けました。
少なくとも、内視鏡検査の分野では日本も十分に進んでいるのではないかと感じました。

どういった点に違いを感じましたか。

技術的は日本も劣っていないと感じましたが、リサーチ(研究)にかけるお金や規模の大きさに圧倒されました。日本は国民皆保険であり、内視鏡検査は国が負担してくれますが、アメリカは異なり、一検査にかかる諸費用の額にも愕然としました。患者様の加入しているそれぞれ保険によって個人負担の額は異なりましたが、日本より圧倒的に高額です。その点日本は恵まれていると感じました。日本の医療を外から冷静に評価できる機会を得られて良かったと思います。

アメリカの医師免許を取得し、アメリカで入院患者様を管理したり、インフォームドコンセントを行ったり、現地の医師として仕事ができたのは良い経験でした。

アメリカで開業しようという考えもあったそうで?

父のクリニックがなかったら、向こうでの開業も考えていたかもしれません。しかし愛する親・兄弟のもとに戻ることを決意しました。
今も英語での診療に対応していて、英語圏の患者様を診ることが可能です。なかなかチャンスはないですが。

内視鏡検査を強みとするクリニック
しかし、それだけではない
幅広い診療に対応するジェネラルフィジシャン(総合内科医)

2019年に院長へ就任されましたが、しみずクリニックの診療理念は?

私は内視鏡専門医の資格を持っていますが、“内視鏡検査だけのクリニック”というわけではありません。
総合内科、肝胆膵内科、小児科、訪問診療と様々な診療を標榜していて、総合内科や消化器病、内視鏡、肝臓の専門医の資格も取っています。
また最近では認定産業医の資格も取りました。
内視鏡検査という専門分野を持ちつつも、ジェネラルフィジシャン(総合内科医)として幅広い診療をご提供することが当院の診療理念です。
名誉院長も引き続き診療に参加していて、医師2名体制で診療を行っています。

内視鏡検査が強みのクリニックではあるが、「それだけではない」ということですね?

もちろん、内視鏡検査の技術には自信を持っています。
ですが、そうした専門分野だけでなく、幅広い診療に対応して総合的に診ていけるのが当クリニックの強みです。
また内視鏡検査にしても、腹部エコー検査と組み合わせることでがんが早期発見・予防しやすくなります。
なので、エコー検査も内視鏡検査と同様に力を入れて取り組んでいます。

今後、力を入れて取り組みたい診療は?

内視鏡検査やエコー検査など、これまでに“病気を見つける”ための技術を磨いてきているのですが、これからは“病気を見つける”のではなく“予防”の時代になると思っています。
なので、病気を発見・治療することももちろん大切ですが、「こういう生活を送ると、病気になるリスクが下がる」ということをアドバイス・サポートする予防に今一番力を入れています。

それは患者様への生活習慣の指導で病気を予防していく、という感じでしょうか?

その通りです。

診察ではどのようなことに注意していますか。

症状・病歴聴取にはかなり力を入れています。
症状・病歴を詳細に聞いて、今後の病気の可能性を絞っていく。

詳細な病歴聴取は今まで学んだことでとても大切なことの1つです。系統立てた問診は研修医時代から行っていて、今の診療にも取り入れています。

院長としての今後の展望は?

前院長・現理事長である父は、地域の患者様に愛されている医師で、その父のように「何かあったら、しみずクリニックの院長へ相談」という風に思ってもらえるようになりたいです。
海外留学など、これまで医師としてそれなりの経験を積んできたと自負していますので、それを地域の皆様に還元できればと思っています。

               

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