健康診断に関する「よくある質問」3選

健康診断と言うと、会社で受けるもの、学校で行われるものというイメージが大きいかと思います。

実際にどんなものがあって、何歳くらいの人が対象で、何を目的としているのかあまり知らないという方もおおいでしょう。

今回は健康診断に関してよく目にする質問を3つピックアップいたしました。

少しでも健康診断について知っていただくことで、「一度受けてみようかな」と思っていただけたら幸いです。

 

「健康診断は、何歳から受ける必要がありますか？」

健康診断には、さまざまな法律に基づき、いくつか種類があります。

その中の一つである「法定健診」は、生後間もない赤ちゃんの頃に行う乳幼児健診から始まります。
乳幼児健診は母子健康法に基づき行われます。
赤ちゃんを授かった際に受け取る母子手帳の内容に沿って、健康状態や成長の様子をチェックしていくというものです。

その後は、学校保健安全法に基づいて行われる健康診断があります。
年に一度行われる学校での発育測定や各種検診も、立派な健康診断なのです。

その後、大人になって会社に勤めることが決まると、労働安全衛生法で義務付けられている会社での定期健康診断を受ける必要があります。

「何歳から受ける必要があるか」の答えは「生まれてすぐ。」
そして生涯ずっと、です。

健康な状態を守っていくためにも、健康診断は忘れずに受けるようにしましょう。

 

「特定健診は、何歳から受けるのが一般的ですか？」

「特定健診」は、正式には「特定健康診査」と言います。

主にメタボリックシンドロームについて着目し、生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的として実施されます。

特定健診の対象は「40歳から74歳まで。」
働き盛りの成人の方から、ご年配の方まで幅広く受けていただけます。

特定健診を受けていただくと、生活習慣病が見受けられる方や発症リスクが著しく高いと判断される方、生活習慣の改善による予防効果が期待できる方に対しては、保健師や管理栄養士などが生活改善のサポートを行うことができます。

専門家が患者さん一人ひとりに合わせた適切なアドバイスをいたしますので、健康のために何をすればいいか知りたいという方もぜひ特定健診をご検討ください。

 

「健康診断は、どれくらいの頻度で受けるものですか？」

企業に雇用されて働いている方は、年一回以上の定期健康診断が定められています。
これは、労働安全衛生法第66条により事業者へ義務づけられている取り組みです。

また、それ以外の方も、年に一度はクリニックで健康診断や人間ドックを受けることを推奨しています。

自覚症状が出ないまま進行してしまう病気は、意外と多いものです。
気付かないうちに高血圧、糖尿病、がん…という状態も、絶対に無いとは言い切れません。

「健康診断で引っかかったことが通院のきっかけになって病気が見つかった」という話を聞いたことがあるという方も多いでしょう。

あらゆる病気の進行リスクを考えると、最低でも年に一度は体のチェックとメンテナンスを行っていきたいですね。

 

健康診断、各種検診で病気の早期発見・早期治療に努めましょう

どんな病気も、絶対に防げるという完璧な予防法はありません。
「自分は絶対に病気にならない」という人もいません。

人はいつ、誰が、どんな病気になってもおかしくないのです。

だからこそ私たちは、あらゆる病気の早期発見・早期治療の重要性を呼びかけています。

多くの病気は、早い段階で発見できれば負担の少ない治療で進行を抑えられる可能性があります。
それは小さな病気も、大きな病気も同じです。

日本には、法律に基づいた健康診断がたくさんあります。
高額な費用を払うことなく体のメンテナンスやチェックを受けることができます。

私たちは、健康診断や定期健診を呼びかけながら、小さなお子さんからご年配の方まで、すべての方が日々を健康で過ごせるようにと願っています。

 

医院情報

「何でも相談できる場所として、あなたの町のかかりつけ医を目指します」

「しみずクリニック」は、前院長の時代から、地域の皆さんの健康を守るお手伝いをしてきました。

総合的な内科診療、消化器の不調、肝臓や胆のう、すい臓の病気を診る肝胆膵内科、お子さんのための小児科や予防接種、そして各種検診や健康診断まで、幅広い診療を行っています。

場所は福岡市南区大橋4丁目
西鉄大牟田線「大橋駅」から徒歩で通えるクリニックです。

家族で通えるクリニックを探している方は、ぜひ『しみずクリニック』へお越しください。

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