患者様への思い
院長に聞く患者様への思い
患者様とお話しする時に大切にされていることは?
診察の最後に「伝え忘れたことはありませんか?」「何でもご相談ください」と言っています。
こちらから「何かありませんか?」と聞くことで、症状や病気はもちろん、それ以外にも色々なことを話してくださいます。
お越しになる患者様の年齢層は?
小さなお子様が予防接種でお越しになったり、慢性疾患をお持ちのご高齢の方を診させていただいたりしています。
年齢層は幅広く、親・子・孫と3世代ファミリーで通われている方々もおられます。
地域に根ざしたクリニックという印象ですね
そうですね。
50歳くらいに初診でお越しになられた方が、30年間通院してくださり高齢になられて通院が難しくなった場合、訪問診療に切り替えていくこともあります。
高齢化が進む今、訪問診療の患者様が増えていると感じています。
訪問診療にも力を入れられているのですね?
積極的に行っています。
当クリニックには父(前院長・現理事長)もいて、2人の弟も医師で、訪問診療に協力してくれています。
こうして医師4名体制で診療にあたり、患者様の人数が増えても対応可能な体制を整えています。
幅広い年代の患者様がお越しになるとのことですが、多いご相談内容は?
力を入れている内視鏡検査を除けば、私の専門の1つである肝臓疾患、特に脂肪肝でお越しになる方が多いです。
健康診断などで肝機能異常を指摘されて外来を受診されています。
最近はストレスなどから来る腹痛も多いです。
それは大人でも、子どもでもです。
特に今はコロナ渦ということもあって、年代を問わずストレスが溜まっているのでしょうか、機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)と診断することが結構あります。
例えば腹痛がある場合、どんな検査を?
まずはその方のお話をよく聞くようにしています。問診ですね。
そして腹部レントゲン・採血・超音波(エコー)検査などを行って、正確な診断に繋げています。
特に大人の方の場合、詳しくおうかがいすると「仕事上のストレスが溜まっていて…」ということもよくあります。
そうしてお話を聞くだけでも、少し気分が晴れたとおっしゃる方もおられます。
そうすると診察には時間をかけることになりますね?
そうですね。
腹痛に限らず、できるだけ時間をかけてお悩みや症状を詳しくお聞きするようにしています。
患者様が多くて、どうしてもその場で時間が取れない時などには、後でこちらからお電話して話をお聞きすることもあります。
お困りの症状だけでなく、普段の生活のお悩みもおうかがいして、親身に診察しています。
治療だけでなく、病気予防にも力を入れられているとのことですが?
これからは“治療”だけでなく“予防”も重要になると考えています。
患者様に色々な検査を提案すると、「ほとんど受けたことがない」とおっしゃることもあります。
そこで検査や予防の重要性をお話しすると、皆様、ご自身のリスクに気づいて納得して検査を受けてくださいます。
2019年に院長へ就任されて、クリニックとして変化した部分はありますか?
私はエビデンス・ベースド・メディスン(科学的根拠に基づく医療)を大切にしていて、ガイドラインに沿った治療を行うようにしているのですが、それに加えて父が長年の診療で培ってきた経験を組み合わせて、より良い診療が行えていると思っています。
設備面では新しいレントゲンの導入や電子カルテなど、アナログからデジタルへ変換させています。
設備面での細かな変化はありますが、基本的にはしみずクリニックが長年行ってきた地域のかかりつけ医、そして患者様に優しく接するという部分は変わっていないです。
最後に、患者様へメッセージをお願いします
父は患者様の話をよく聞き、信頼されている医師で、息子である私もその部分をリスペクトしています。
私が院長となった今も、何でも気軽に相談できるクリニックとして常に“ウェルカム”な姿勢でいて、「健康維持・病気予防ならしみずクリニック」と思ってもらえる場所を目指します。
胃カメラ・大腸カメラ検査といった内視鏡検査だけでなく、総合的な内科の診療、消化器の不調、肝臓・胆のう・すい臓の病気を診る肝胆膵内科、小さなお子様への診療・予防接種、各種検診・健康診断と幅広い診療を行っています。
また睡眠時無呼吸症候群の検査・治療、DXA(デキサ)法による骨密度検査のほか、禁煙外来、ED(勃起不全)やAGA(男性型脱毛症)などのお悩みにも対応しています。
当クリニックへは様々なお悩みがご相談いただけますので、お困り事があれば、いつでも気軽にご連絡ください。