お役立ちコラム
日々の健康管理で「脱・メタボ」!
「健康診断でメタボリックシンドローム予備軍と言われてしまったんです…」
「メタボって、普通の肥満とはどう違うんですか?」
時折、患者さんからこのようなお悩みを伺うことがあります。
あまり病気に詳しくない方でも「メタボ」という言葉は何となく知っているのではないでしょうか。
生活習慣病にはいろいろありますが、それらの症状が重なった結果がメタボリックシンドロームであると言っても過言ではありません。
そんなメタボリックシンドロームは誰にでも起こり得る問題ですが、その反面、きちんと管理をしていけば防げるものでもあります。
メタボリックシンドロームは、ただの肥満ではありません
「肥満ではあるけどメタボではない」という状態に対して「どういうこと?」と思われる方も多いでしょう。
実はメタボリックシンドロームは、肥満の状態を指す言葉ではありません。
メタボリックシンドロームは、内臓肥満に加えて、高血圧や高血糖、脂質異常が組み合わさって初めて診断されます。
言ってしまえば、ただの肥満より体にかかる健康負担が大きい状態ということです。
食の選択肢が豊富で、なかなか運動習慣を持ちにくい現代人にとって、メタボリックシンドロームはとても身近な問題だと思いませんか?
実際問題、健康診断によってメタボリックシンドロームであることが分かった方、予備組んで言われてしまった方の多くは、食生活の乱れや運動不足、大きなストレスを抱えている傾向が見られます。
メタボリックシンドロームの診断基準とは?
メタボリックシンドロームの診断には、明確な基準があります。
体型的な基準は、ウエストサイズで確認します。
男性は85cm以上、女性は90cm以上あった場合、メタボリックシンドロームの可能性が考えられます。
そしてそこに血圧、脂質、血糖の診断が加わっていきます。
血圧は「収縮期血圧が130mmHg以上、もしくは拡張期血圧が85mmHg以上、またはその両方」となっていないかを確認し、当てはまる場合はメタボリックシンドロームの可能性が高まります。
脂質は「中性脂肪値が150mg/dl以上、もしくはHDLコレステロール値が40mg/dl未満、またはその両方」が基準となっており、この数字以上であれば注意が必要です。
血糖値は「空腹時血糖値が110mg/dl以上」が基準です。
これらの数値を総合的に判断し、二つ以上に該当する場合はメタボリックシンドロームと診断されるでしょう。
こんなライフスタイルの人は要注意!
忙しく働いている人が運動の習慣を持つのは、なかなか難しいかもしれません。
外食しがちになってしまうこともあるでしょう。
しかし、運動不足や食生活の乱れは、メタボリックシンドロームのリスクをグンと上げてしまうということをご存じでしょうか。
実際にメタボリックシンドロームをはじめ、何らかの生活習慣病の傾向がある人の多くは、摂取する栄養素に偏りがあったり、食事のリズムが乱れていたり、歩く習慣がほとんどないということが分かっています。
デスクワークの人、あまり自炊をしない人は、健康のために少しずつ生活を見直してみるようにしましょう。
また、ストレスが多くお酒を頻繁に飲む人も、内臓脂肪の増加に注意が必要です。
まずは食生活の見直しから始めていきましょう
メタボリックシンドロームを予防するためにまず取り組んでいきたいのが、食生活の見直しです。
肥満=メタボではありませんが、メタボの要因として肥満が挙げられるのは紛れも無い事実です。
そこを改善することで、少しずつ生活を健康的なものに変えていくことができるでしょう。
極端なダイエットは身体に負担をかけてしまうので、まずは食べるものを低カロリーで栄養価の高いものに置き換えていくことをおすすめします。
血糖値や血圧など、ほかの要因も考慮しながら足りないものを補い、過剰なものを減らしていくことを意識してみてください。
当院でも健康管理のための食事指導など、患者さんに必要なアドバイスを行います。
医院情報
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「しみずクリニック」は、前院長の時代から、地域の皆さんの健康を守るお手伝いをしてきました。
総合的な内科診療、消化器の不調、肝臓や胆のう、すい臓の病気を診る肝胆膵内科、お子さんのための小児科や予防接種、そして各種検診や健康診断まで、幅広い診療を行っています。
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◆クリニック名
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